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出前館 通期決算

コロナ禍でニーズが高まっているデリバリー業界。。

その中でも、出前館は浜ちゃんでCMも打つなどして、攻めている印象。

そんな出前館の決算はいかに、、

 

昨年は売上66億、営業利益はマイナス4千万、、会社規模からするともう少しで黒字になったと言える状況でしたね。おしい、、

今年は、売上103億(100億達成おめでとうございます!)、営業利益マイナス26億!!

うわぁ~。。。超赤字やん。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/2484/tdnet/1890551/00.pdf

 

でも、これくらいの激しい数字の方がなんで?なにがあったん??と決算書読みたくなるような、興味関心は湧きますよね。

 

ここでちょっと話は逸れますが、、企業の決算て利益が大事なんですが、売上もめちゃくちゃ大事なんですよ。

 

10億の売上で1億の利益、2億の売上で1億の利益という2つの会社があったとして、

利益は共に1億円で同じ、皆さんはどちらがいいと思いますか??

 

成熟産業では後者の2億で1億儲かった方が効率がいい!という事で評価されますが、

これからの成長産業、シェアの取り合い激化が予測される産業は前者の10億円の方が評価されます。

 

利益額は1億円で同じでも、10億円分のお客さんと取引したわけです。2億円の売上の会社よりも5倍のお客さんを獲得したわけですね。その10億円分のお客さんのうち何割かの方がリピートしてもらえるファン化したら、、そりゃ好循環に繋がります。

そのような見方をすれば、将来性は10億円の会社の方がありますよね。。

 

なので、利益利益!効率化効率化!!と昨今言われがちですが、売上をバ~ン!!と

伸ばせている会社は将来性をものすごく感じるので個人的に大好きです。。

 

さて、、話を出前館に戻すと、、66億→103億の売上増ですよ!やっぱり素晴らしい!!

 

ではここで決算の詳細をチェック↓

https://ssl4.eir-parts.net/doc/2484/ir_material_for_fiscal_ym/87719/00.pdf

 

売上増で事業は好調なのに、大幅赤字の理由はなに?何に、お金(経費)がかかったの??

 

まずは、広告宣伝費みたいですね~。

昨年は16億で今年は39億。ここだけで23億円も昨年よりお金使ってます。

今年の営業赤字26億なんで、ほぼこの広告費と言っても過言じゃないですね。

 

CMに出てくる浜ちゃんの出演料めちゃ高いんですかねww

個人的には浜ちゃんじゃなくてもいいような気がしますが。。

まあ、出前館は1999年に大阪で創業という事なんで、創業者はきっとこてこての大阪人なんでしょう。。

なので会社大きくしたら吉本芸人を派手に器用したいという想いは合ったのかもしれませんね。憶測ですが。。

 

あとはこれだけ売上上がれば、人件費も高くなるという事で、昨年の15億→39億に上がっています。ここも24億円の増。

 

いまのところ、経費を使った分がちゃんと売上に返ってきているということなんでしょう、、攻めのお金の使い方という典型ですね。

 

ではこれからどうなるか、、中期の計画です。

来期はドーーん!と黒字ですか??と行きたいところですが、、

来期の計画は売上280億の営業利益マイナス130億です。。

マ、マ、マ、マイナス130億!

 

という事で来年も元気な出前館は赤字予定です。。

ちなみにその次の年、2年後は営業利益マイナス20億の予定なので、今年同等に戻すという計画見たいです。

なので、来年が底で、そこからV字回復というシナリオです。

 

これだけ、売上が拡大しているとシステムの構築やら、人材育成やら、、コストが大きくかかるのでしょうね。

事業コンセプトも「デリバリーの日常化」と掲げているので、日本の食慣習に変化を加えようとしているのだと思います。スケールは壮大ですね。。

 

個人的にはUberのチャリ及びバイクはマジでマナー悪い。。ので嫌いです。

自分が頼んだご飯を届けてもらっている間に、色々と迷惑をかけているとなると、なんかいい気はしませんよね。気が引けます。。

 

この辺の業界改善にも出前館には求めたいですよね。ここが出来てくれば、自分も出前館のヘビーユーザーになろうと思います!