クラウドワークス 通期決算
クラウドソーシングプラットホームの老舗、クラウドワークスの決算。。
コロナ禍にあり、フリーランス活用のニーズは高いように思えるので、業績もいいのかな、、と思いきや、、まじできつそうでびっくり。。
売上87億で営業利益マイナス3億、、こりゃきつい。。
前期を見てみても、売上は87億で今期とほぼ同じ、利益は5千万出すのがやっとというとこで、利益率にしても0.5%という状況、、
コロナうんぬんの前から、超きつかったんですね。。
決算資料の内容みても、稀に見るひどさです。。色々と事業がシュリンクしまくってる。。
で、なんかそれをちょっと上手くいってます的に記載されているところが見ていて、イラッとしますねw
会社の規模としても、61億から51億に小さくなってますし、今後大丈夫なんですかね。
一見、働き方改革なりフリーランスの急増、コロナ禍と事業に対しポジティブな時事要因が多そうな感じですがなんで上手くいってないんですかね??
それには単価の問題が大きくあると思います。
このようなクラウドソーシングのサービスを利用された方は分かると思いますが、クラウドソーシングって本当に安いんですよ。
ロゴを作ってもらう、ライティングをお願いする、、などなどちょっとしたお仕事依頼に使えて、超便利です。
しかも、そこで案件を受けるワーカーさんは地方の方も大勢いるので地方の活性化にもつながるという大義があり良いですよね。
ワーカーさんは、都市に出なくても色々と仕事が受けられる=稼げる!みたいな好循環を生むためのプラットホームなんですよ、、理想は!!、、
でも、現状は単価が安すぎっ!本当に安すぎです!!
誰がこんな単価設定でビシネス始めたんですかね。。ワーカーさんへの報酬は激安ですよ。
文章や記事を作るライティング業務、社内でライターを雇用して1記事作るとするともちろん規模やこだわりにもよりますが、だいたい文字単価20円ですよ、、
なので、1記事3,000文字で作るなら×20円=60,000円/1記事という感じです。
それがクラウドソーシングを利用すると、、
文字単価2円(良くても)×3,000文字=6,000円で制作出来る。。そんな感じです。
企業からすれば記事作成費が1/10になった~!で喜んでいる。。というビジネスです。
何度も繰り返しますが、安すぎです。。
この単価感はクラウドソーシングの競合会社とかも巻き込んで業界で是正した方がいい。みんな共倒れるし、企業だけじゃなく、地方のワーカー巻き込むなよ。。という感じです。
自分はクラウドソーシングのビジネスは大いに大歓迎ですし、将来性も感じていますが、ワーカーさんの首をどんどん締めていく悪しきプラットホームに現状は近いと思ってます。
その辺のぼろが出てきた結果、このような決算なんだと思います。
根本的に地方のワーカーさんが食べて行けるようなスキームを作っていかないと改善されないと思いますよ。ほんと。。
なので、まずは企業からの受注金額を上げていくような流れが必要なんだと思います。
安かろう悪かろうのスキーム作って、誰も稼げてない、、この現状は最悪だと思います。
業界2位のランサーズについても、第2四半期、前半戦終了の決算が出ていますが、
売上17億で営業利益マイナス1千万。。前年同期費だと、売上15億の営業利益マイナス2億なんで改善はされいますが、黒字にはなってない。。
クラウドワークスほどではないですがきついとは思います。
クラウドソーシングのスタンダードをもっと目線挙げて、改善して欲しいです。
構想やビジョンは素晴らしいと期待しますので、、